たるいのウォーハンマーブログ

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AoSルール考察第1回:セーヴィングの話(修正値説明の修正有)

(10月29日11:30頃セーヴロールの修正について修正いれました。修正の修正とは)

 

手洗いをしっかりしよう!どうもたるいです。

 

不定期定期新企画としてAoSルール考察をやります。第1回と銘打ってますが次回があるとは限りません。構想だけ膨らませて全く続かず終わるなんてことは古今東西どこにでもある話なのでまあそういうもんです。あとルール周りの話する時の前置きでこれ書いてる時点での情報なので翌日にFAQが出て話してる内容が陳腐化することは十分にあり得るので予めご了承ください。さらに言うならAoS3のコアルールを理解している、何回かゲームをしていることを前提に書く内容なのでさらに予めご了承ください。

 

そして今回のテーマはセーヴィング!

このセーヴィングってやつは中々奥が深くてAoS3になって少し変わりました。

例えばシティーオブシグマーのフラジェラントを見てみましょう。

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SAVEの表記が「-」となっていますが2版まではその表記通りセーヴロールをすること無く通ったウーンズロールをそのまま通していました。ところが3版からは「-」は「7+」ということになりましたのでセーヴ値に修正を加えるとセーヴロールをすることが出来るようになりました。例えばフラジェラントに魔法の神秘の盾(セーヴロール+1修正)と指揮アビリティの全力防御(セーヴロール+1修正)を重ね、

 

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この武器で殴られた場合はどうなるでしょうか。貫通(Rend)はついていません。

セーヴロールに+1修正が2つ加えられているのでダイスの目で5以上を出せばいいと思うかもしれませんが違います。AoS3のルールでは最終的なセーヴロールの修正は±1まで(+の修正は1まで、マイナスの修正は-1よりも低い修正を受けます記述間違えてましたすいません)とされていますのでセーヴロールに修正をいくら加えていたとしてもこの場合は6の目のみでセーヴ成功になります。ではセーヴロールの修正を重ねることに意味が無いのかというとそんなこともありません。次の例を見てみましょう。


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上記の武器で殴られる場合はどうなるでしょうか。先程の武器と違い貫通に「-1」がついています。セーヴロールの修正は「最終的に」±1(+の修正は1まで-の修正は-1よりも低い修正を受ける)と説明しました。ということはこの場合セーヴロールの修正+2に対して貫通の-1が加わるのでセーヴロールには+1修正が入ることになります。つまり出目が6であればセーヴィング成功ということですね。セーヴロール修正が+1だけではそのまま通ってしまうところだったのでこの差は大きいです。相手のユニットの武器を見ながらどれくらいバフを盛るかを考えるとユニットの生存率が大きく変わるので是非意識してみてください。

 

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次は2020年初頭にバトルトームが更新され物議を醸した(?)後にFAQで阿鼻叫喚を産んだバスティラドンについて。むしろここからが本編というのもですね、このユニットセーヴ値の部分が*になってますよね。つまりダメージテーブルを見る必要があるのですが、

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こちらがダメージテーブルです。「Save」を見てください。まさかの1+!つまり絶対セーヴするってこと!?と驚かざるを得ないのですが落ち着いてください。コアルールではセーヴィングロールの修正前の1の目は必ず失敗するとありますので1の目さえでればダメージを与えられます。まあ1の目出る確率は1/6なんでめちゃくちゃ低いんですけどねガハハ!ガハハじゃねえよ困るよ!!!というわけでとても硬い、もし編成に入っていたらどうやって対処するのかを考えないといけないユニットだったりするのです。

まともにぶん殴って倒そうとするなら貫通値の高い武器でおらあっと!行きましょう。例えば貫通値-2の武器で殴れば2の目までならセーヴロール値を0以下にできるので硬い甲羅を抜けます、それでも2/3は防ぐのかよやっべーな。

(ちょっとここから昔話を含んだややこしいお話)

おいおい待てよたるいバスティラドンはセーヴ1+の間はどれだけ貫通値が高くても出目が1でない限りセーヴィングするんだぞ?知らねえのか???とおっしゃる方もいるかもしれません。確かに以前のFAQにはそういった解説が記されていました。が、2021年8月27日時点でのFAQではそれに関する記載が丸っと消えました。どんな記載だったかというとセーヴロールへの修正が1よりも小さくなることはないといった解説だったと記憶してます。その見解が削除されてAoS3のコアルールにもそういった記述は見当たらないのでつまり貫通値が高ければ高いほどぶち抜ける確率が上がるということです。いうてこれ書いた3分後とかにFAQが入って覆される可能性がありますが現状の「私の」見解ということで見て頂ければと思います。もしAoS3以降のルール周りの記述でセーヴロールが1未満にならないといった内容のもの見つけましたらそっと教えて頂けると幸いです。

 

とまあ長々と書いたのですが何が言いたいかっていうと、

・セーヴィングロールへの修正バフは重ねがけしても有効な場合があるので上手く使おう。

・バスティラドンには高貫通武器が有効になった(という私の見解)。

以上2点です。

ただまあ後者についてはバスティラドンに神秘の盾と全力防御重ねられたら結局カチカチなままなので素直に魔法等の致命的なダメージを与える攻撃で削って甲羅を柔らかくするほうがいいと思います。2版のときは神秘の盾が1の目リロールだったんで編成によってはどうにもならないレベルの事故物件でした。

やりようは増えたので色々考えながらやってみませう。